グランスタイル・オプション

踏み板(木製・スチール・ 強化ガラス・FRPグレーチング)

木製踏み板(集成材) 
小角材(約3センチ角)を平行にそろえ、長さ、巾方向に接着して1枚板に集成したもの。強度にばらつきがなく、自由な大きさや形をつくれ、無垢板に比べ割れや狂いが生じにくい。合板材(薄い板材を上下に重ねたもの)に比べて肌触り、保温性に優れており、オープン階段に最もふさわしいアイテム。

  • ゴム(ラバーウッド)
    「ゴム」と呼称しておりますが、「ゴムの木」のことです。ラバーウッドとも称されます。ラテックス=ゴムの原料として樹液を採取した後の木を再利用した、とてもエコなアイテムです。材質は適度に硬く、素直で加工性が良く、それに耐水性のある表面処理をすることで、長年の使用に耐える大変使い勝手の良いアイテムです。空気を適度に含み、合板床に比べ暖かい肌ざわりが心地よい、オープン階段には相性の良いポピュラーなパーツです。       
  • タモ(アッシュ)
    木目のすっきりとした美しさ、踏み板としての強度とも申し分ない。シンプルなラインと価格で、よりスタンダードに近いポジションと云えるファイン・アイテム。ダーク系の塗装にも強い濃淡の木目が特徴だが、ダーク系の着色は控え、素材感を大事にしたクリア系の塗装で使いたい。    
  • ナラ(オーク)
    木目や道管がはっきりとしている。柾目面に多々虎斑が現れ、その模様が良しとされるのだが、寄木の集成材という仕様のため、パーツごとに寸断されるのが少し残念。タモより硬さがあり、重厚感がある。クリア・または浸透系塗料で、ナチュラル感を出したカラーリングをお勧めしたい。
  • カバザクラ(バーチ)
    カバザクラという通称で(桜)と混同・または近縁種と思われがちだが、木種は違う。但し良材が手に入りづらい(桜)とよく似た素材感には高評価。すっきりとした美肌の美しさ、素直さが日本人好みだ。もちろん踏み板としての強度も申し分ない。
  • 国産杉(ジャパンシダー)節・有り無し
    およそ木種として最もなじみのあるものですが、その柔らかみのある肌触りとは裏腹に、へこみやキズ、反り、割れが日常的に発生することを覚悟の上で採用したい。集成材として使用することで、幾分反りを軽減することができる。
  • 桧(スプルス)
    杉と並びなじみのあるものですが、その香りが特徴。同じく、へこみやキズ、反り、割れが日常的に発生することを覚悟の上で採用したい。集成材として使用することで、幾分反りを軽減することができる。
  • ハード・メイプル
    北米のシュガーメイプルとブラックメープルを総称した呼称。緻密で、強固な材質と、美しい木肌が群を抜いている。経年変化で赤みを帯びてくるがその景色も良しとしたい。
  • 胡桃(ウォールナット)
    床材の最上品種。緻密さ・堅牢さ・なによりその木目の美しさが魅力。着色塗装なしでも実感できる圧倒的な存在感、デザイン階段と云う特別なインテリアで表現できる。住まう人のステータスとして、何よりパーソナル・オーダーポリシーに準拠した至高のアイテム。
  • 選択できる木種はその他に10種類以上。
    踏板材として可能な限りの木種を用意します。用途は床材であれ、化粧材であれ、貴方が使いたいと思うものを最善の工夫で製作します。「無理だろう・お勧めしたくない」は申しませんので、忌憚なくお申し付けください。

  • 木製踏み板(幅ハギ材 柾目・板目)
    *画像は桧材、柾目・幅ハギ材
    集成材は約30ミリ角材を100~150長さで接合しますが、幅ハギ材(ハギ=接・はぎ)は踏板幅の全長を1本もので製作できるため、見た目が無垢材に近く、より自然に木目が連続したデザインとなる。
    写真例は約30ミリ角材を使用していますが、木種により30~90ミリで製作できます。製作可能木種はタモ、ナラ、桧、ウォールナット等。

ノンスリップ加工
踏板のすべり止めにもAINEXTのこだわりが。
ベーシックな0本~3本のスリット、もちろん丸溝・角溝の選択や突き止め、突き通しの指定ができる。
その他、ドット・ポイントやラバー埋め込み、カーペット敷き込み溝までもカスタム可能だ。

  • 1本・丸溝・左右100ミリ突き止め
  • 2本・丸溝・左右50ミリ突き止め
  • 3本・角溝・突き通し
非木製踏み板(全5種)

  • 鋼製踏板・パンチング(金型孔明け加工)
    日差しや灯りが透過する、スチール製の踏み板。階下へ光を落すことで、階段下の明るさを確保できること、夜間は下からの照明で、足元が認識しやすいこと。何よりもその光と影が作り出す、スタイルがクールだ。貫通穴の形状(丸・角など)、大きさ・ピッチ・方向(平行・千鳥など)、配置は自由に設置可能。
  • 縞鋼板(チェッカープレート)
    名前の由来は鋼板の表面に互い違いに格子状の小さな縞状の突起(リブ)が、連続して付いていること。本来は濡れた屋外でのスリップ止めや鋼板の強度UPが目的だが、その見た目がワイルドで、ビンテージ感を容易に再現できることから、室内でも無機質な建築材と組み合わせることで評価が高い。
  • 強化ガラス踏板
    合わせガラス・透明(ドット加工)
    強度を増した強化ガラスの間に飛散防止のフィルムを圧着して、損傷時に転落や踏み破りにより安全性を高めたもの。
  • 強化ガラス踏板
    フロスト合わせガラス(縦溝加工)
    難度の高いフロスト加工ガラスの間に飛散防止のフィルムを圧着して、損傷時に転落や踏み破りにより安全性を高めたもの。
  • FRPグレーチング
    FRP(繊維強化プラスチック)をグレーチング(格子)形状にしたもの。採光性、通気性に優れ、視線を少しずらすだけで遮蔽することも可能。色は緑色掛かったクリア・グレー等。隙間が気になる時は、上面にポリカパネルを引くことで恐怖心や物が落ちることを予防できる。